みなさんこんにちは。泉バイパス店下田です。
この一か月、台風が来たり急に寒くなったり忙しかったりと
さまざまな理由によりほとんど外出をしなかったため
家でのびのびしていました。
ところで、私の家では爬虫類や両生類、昆虫や節足動物といった様々な生き物を飼育しているのですが、
基本的には2,3日に一度、餌と水をあげればお世話終了というルーティンを送っております。
しかし先月は、我が家の唯一の昆虫であるグランディスオオクワガタ(ベトナム産)の繁殖に成功したので、
その件についてお話したいと思います。
繁殖といっても交尾済みの雌を産卵セット(産卵用の木&産卵用の土を入れたケース)に入れて放置です。
1,2ヶ月もするとケース壁面に幼虫が見えます。
しかし、日本産のクワガタと違い外国産のクワガタだと、
産卵セットの質や温度によっては全然産んでくれなかったりします。
今回は運良く11頭の幼虫の回収に成功しました。
という話をするとよく聞かれるのが…
「クワガタの幼虫って何食べて成長するの?」
といった内容です。
種類によって微妙な差はありますが、自然界においての大体のクワガタは、
『朽木』を食べています。何故かというと、生きている木と違って、
キノコの菌などが廻って成長に必要な栄養が豊富なためです。
では飼育下だとなにを食べているのか。こちらです↓
パッと見てこれがなんなのかわかる人はそうそういないのではないでしょうか。
こちらはオガクズにキノコの菌を廻らせた「菌糸ビン」というものです。
意図的に自然界の朽木と似たような環境を作り出しています。
もともとはキノコを栽培するためのものだったらしいのですが、
クワガタの幼虫を入れてみたらすくすくと育ったため今ではこの方法が主流になっており、
なおかつ栄養も豊富なため様々なメーカーがそれぞれの試行錯誤でいろいろな菌糸ビンが誕生しています。
この菌糸ビンに幼虫を入れてそれなりに温かい部屋に放置して、
3か月に1回くらいのペースで交換していけば、
だいたい1年くらいで大きなクワガタになります。
クワガタの繁殖と飼育は意外と簡単なので、
みなさんも是非トライしてみてはいかがでしょうか。
ちなみにクワガタとカブトムシは全く違う生き物なので、
カブトムシ飼育はまた機会があればお話ししたいと思います。